先輩~泣
また、契約いただけませんでした~。
よ~し!
成約率を上げる方法を教えてあげるよ!
数少ない案件をしっかり成約に繋げたい!案件の数は多いけど全然成約に繋がらない。どうすれば成約できるんだろうと悩んだ日々を思い出します。きっと同じような悩みを抱えている営業マンはたくさんいると思います。
数多くの部下を見て、そして私自身もてなぜあの頃は売れなかったんだろう思い返し、気づいた事がありました。
一生懸命さ故に視野の狭さが主な原因でした。
笑っちゃうくらい簡単なことで成約率を劇的に上げることに成功しました。その方法3点を簡単に説明しますね。
僕は、住宅業・リフォーム業に10年以上従事し1000件以上のリフォーム工事を経験しています。
たくさんのお客さんから喜びの言葉を頂き、満足するリフォームを提供した実績があります。
この記事を読んでわかる【成約率の上げ方】
①現場調査時のポイント
②粗利率の考え方
③スケジューリング
成約率が上がらなくて困っている営業や部下の成績を上げたい方におススメの内容になっています。どれも簡単な事ばかりです、ちょっとしたひと手間を加えて成果につなげましょう。
確実に、成約率アップにつながります!
①現場調査時のポイント
現調は主に採寸を目的として伺いますよね、でも成約につなげるためには採寸よりも大事なことがあるんです。
それは、世間話です。
先輩!世間話くらい僕もしてますよ。
へ~。どんな話をしてるの?
天気の話をしていますっ!!
天気って・・・
もう少し好感の持てる話をした方がいいかな・・・
世間話と言ってもお客さんに興味のない事をお話ししても何にも響きません、でも初対面なのに興味のある事なんてわかるわけないなんて思いますよね。
そんなことはないんです!現場調査は、御宅に入る前から始まってます。乗っている車の車種、自転車のサイズ、庭の手入れ等、小さなところからでも得られる情報はたくさんあります。
趣向性の高い車であれば、話のネタにもなりますし高級外車があれば経済的に余裕のあるお客さんの可能性が高いため、普及グレードよりも中高級グレードの商品の方が響きやすい。
自転車のサイズでお子さんの年齢層がある程度わかれば提案する商品を絞りやすい。
庭の手入れが行き届いているお宅には『お庭が綺麗ですね』の一言を伝えるだけで、とても好印象を与えれます。なぜかって、お庭の手入れは大変な割に気づいてくれる人が少ないから。
そして、玄関の中にはヒントがたくさんあります。趣味のスポーツ用品やお子さん・お孫さんの写真など、世間話に使えそうなネタを探してください。玄関から着席するまでは周りを観察してください。必ず一つは話のネタが見つけれます。
世間話からお客さんとの距離を縮めましょう。
先輩!お客さんと話が盛り上がって2時間も喋っちゃいました!
そっか!でも、現調ノートが真っ白なのはなんでかな?
忘れてました~。。。
もちろん、しっかりとした採寸は忘れないようにしてください。
②粗利率の考え方
会社ごとに決められた粗利率があると思いますが、まじめな人ほど粗利を必ず守る傾向があります。会社のルールなんだから当たり前じゃん!!と怒られてしまいそうですが、読めばわかって頂けると思います。
先輩、2,000円の差で相見積先に負けてしまいましたー。
見積を見せてごらん。
どれどれ・・・新人くんはギリギリの粗利まで頑張ったんだね。
次から、少額工事の場合は粗利を無視しちゃおうか!
そんなことしたら、店長に怒られちゃいますよ~
ちゃんとした理由があるから、そこを理解できればいいよ。
それと、値引きをする前に僕に相談をしてくれれば大丈夫だよ!
少額工事では、
少額でも粗利の変動が大きいので、設定粗利を無視しちゃいましょう。
当時、築30年くらいのお宅で約3万円の工事の見積依頼が来た時に、設定粗利率を意識しすぎて失注した経験があります。他社との金額差は2000円で粗利率20%まで下げれば受注できた物件でした。どちらの対応もとても良くとても悩んでいる、金額差が2000円だが同じ金額まで下げてくれるなら、君に任せるよと仰って頂きましたが、私は会社の設定粗利を意識しすぎたために下げることができませんでした。
例をあげて説明しますと、
ここでは仮で設定粗利を30%にします。
例えば、税抜き10万円の工事ですと、粗利は3万円で粗利率30%です。
9万円にすると、粗利20%
利率だけ見ると、1万円の差で粗利が10%変わりますよね。
粗利率だけに意識を取られてしまうと、数千円の値引きで受注できる可能性を潰してしまうことになります。リフォーム営業をしている方なら、粗利率がどれだけ大事か理解していただけると思いますが、そもそも少額の工事は、他社と比較してもそこまで金額差が発生しません。
そこのお宅は通勤時に通りかかる場所だったんですが、なんとその後外壁塗装や大規模な改装工事をやっていました。経年劣化による老朽化が進み大規模なリフォームを検討していた事を予想できれば、と非常に悔やみました。
私の経験談のように、目先の粗利率を意識しすぎてその先の大きなチャンスを逃すことがないように気を付けてください。先々のリピーターになって頂けるように、少額工事は粗利を落としてでも受注しましょう。
③スケジューリング
見積の提出日を決めるだけでしょ?スケジューリングで成約率につながるわけなんてないでしょ。って思われるかもしれませんね。
実は、スケジューリングこそが売上の組立に一番重要になってきます。
めちゃくちゃ重要です!!
現調時に必ずヒアリングしないといけない事は、いつまでに工事を終わらせたいか。完工希望日を聞くことにより、いつまでにリフォーム業者と契約をしないといけないのかを伝える事が重要です。
先輩~。目標まで80万円の売り上げの目途がたちません~(泣)
大事なことを教えてあげるよ!それはね、スケジューリングなんだ。
例えば、
☑いつまでに完成させたいか確認
☑いつまでに業者選定をしないといけないかを伝える(契約)
9月1日 現調(リフォーム内容は、浴室・洗面の改装)工期は約1週間
お客さんは12月中旬の年内には終わらせたい。
残工事等の可能性を加味して、12月10日までには完成するスケジュールを進める。
行程は約1週間のため、12月の初旬に着工すれば良い事を伝える
通常、商品の発注や職人の段取に約1ヶ月の余裕は見たほうが良い事を伝える。しかし年末は大変混み合う時期の為、腕の良い職人は予定が埋まってしまうのが早いため、9月末にはリフォーム業者を決めた方が良いと伝える。
何故なら腕の良い職人はそれだけ埋めるのが早いから。
以上のことをまとめると、
9月1日 現調
9月末 契約
10月〜11月初旬 仕様決定
12月上旬 着工
12月中旬 完工
のスケジュールが組めます。
このスケジューリングの1番の目的は、お客さんの契約時期の意識付けです。また、見積提出の遅い他社のふるい落とし、月内での売上見込み案件として組立てが出来ることがメリットです。
そして、現調時に必ず商談日の設定を約1週間以内にしてください。
そうする事によって、9月中に4回は会うことができます。5回接触できることがベストですので、後の一回は工夫次第です。
まとめ
以上の事をまとめると
①現調時のポイント
②粗利率の考え方
③スケジューリング
3つの点を試して、成約率80%を目指してください。